ユメ『良い子の皆さん、そうでない皆さんも今晩や〜。ユメだよっ! ただいまの時刻は23時50分。F
  Mラジオ、「ゆとりの時間」です。今日のお題は、『小さな親切』。メッセンジャーは私、ユメと』
セト『普通の人、セトと』
K『貴方の愛の貴公子、ロリコン紳士タキスィード仮面ことKがお送りします』
ユメ『いつ治るのかな、変態……』
K『不治のYAMAI(いい声で)』

 OP〜♪ ♪ ♪〜

K『今日のOPはPN「百番目の使徒」さんからの依頼で、「Little World」でしたー』
ユメ『さて、今日も始まりました、この日何の日気になる日。今日は、貴方の「小さな親切」をお便ってい
  く日です。貴方の親切、教えてくださいっ! 短いお時間ですが、どうかごゆるりとおつきあいくださ
  いませませ〜』
セト『いいですね、親切。情けは人の為ならず、とはいいますが、それでも人に親切にするのは、そのこと
  自体が有意義だと、私は想います』
K『せんせー! 道に迷ってるょぅι゛ょ を助けることは親切ですかー!』
セト『逮捕ですね』
K『親切なんてクソくらえだ!』
ユメ『そんな事はさておき。では、さっそくお便りを読んでいきましょう!』
K『黒ヤギさんたら読まずに食べた』
セト『食べません。はい、じゃあ、今日のBGMは「日光浴 by TAM」です。夜ですが』
K『ぽちっとな』

 BGM〜日光浴〜

ユメ『えーと、PN「モノ子ッッ可愛いよおかわいいいよォモノ子ォォアアァァア アァッ!! 」からのお
  便りです」
K『PN自重しろ』
ユメ『「ユメさん、セトさん、ケーさん今晩やー」今晩やー。「今日、僕はおうだん歩道をわたれないおば
  あさんを見ました。僕はその人を助けてあげました」』
セト『いい事ですね』
ユメ『「けど、それは本当の優しさではないと思い直し、やっぱり元の場所に戻しました」』
セト『何でですか!?』
K『獅子は子を崖から落とす……つまりそう言う事だ』
ユメ『「僕はおばあさんを精いっぱい応援しました。交通量は多いくせに、信号は変わるのが早い。おばあ
  さんの反射神経では、とても追いつけない……っ! 単純に青を抜けようとすれば、重さ三tを超える
  時速50キロの弾丸に身体を砕かれることは明らかだった」』
セト『何か口調が変わっているんですが……』
ユメ『「だがこのままじゃあ、何時まで経ってもラチがかない。どうすれば……! と、その時、声が聞こ
  えた」』
K『「力が欲しいか……」』
セト『ついに二役になった!?』
ユメ『「おばあさんは言った。欲しい、何ものにも囚われない速さが欲しい!」』
K『「宜しい! ならばくれてやる!」』
ユメ『「おばあさんは速さを手に入れた。否、もはやおばあさんではない。超速変形、OBAV!」』
K『TとかUは?』
ユメ『知らんプイ。そして、信号が青に変わる。戦いの合図! おばあさんは走った。そして、おばあ
  さんは車に当たった」』
セト『おばあさーーーん!!』
ユメ『「おばあさんの体は、その溢れ出る力に耐えられなかったのだ。僕は思った。ああ、僕が無茶を言わ
  なければ……。しかし、おばあさんは微笑みながら言った。お前の所為じゃない。この私に、少し力が
  足りなかっただけ。次は、もっと上手くやるよ……。その日から、おばあさんがその信号で立ち止まる
  事はなかった。おばあさんはもう、僕の手を借りずとも、一人で歩いていける。さあ、もうすぐ、信号
  が変わる。僕も行こう。では、また……」』
K『イイハナシダナー』
セト『え、どこがですか……』
ユメ『次はPN「僕じゃない」さんからのお便りです』
K『僕じゃなーいー♪』
ユメ『「みなさん、こんばんやー」こんばんやー。「今日、私に家では端午の節句をしました。どうして今
  日するかというと、旧暦では、今日が端午の日、つまり5月5日に当たるのです」へー。「今でも、旧
  暦でする人は少しいて、私の祖父もその一人です。というわけで、今日、私はそのお手伝いをしました。
  これも親切でしょうか?」』
セト『人曰く、「汝の隣人を愛せ」、と言います。親に対する手伝いも、立派な親切でしょう。そも、親の
  手伝いは当たり前ではありません。それができる貴方は、とても良い人だと思います』
ユメ『端午って確か、鯉のぼりの日だっけ?』
セト『そうですね。強く育ちますように、とか、魔除けの意味があります』
K『はっ! ここで萌えポスターとか吊るしたらすげーんじゃね!?』
セト『紛れもなく凄すぎるので止めてください。近所迷惑又は公開処刑にも程があります』
K『でもさ、毎年、鯉のぼりっていうのは芸がないと思うんだ』
セト『それは伝統というモノでしょう。まあ、伝統は変わるものですが……』
ユメ『じゃあ、コイじゃなくてタイを泳がせよう。何かめでタイ!』
セト『いや、魚を変えればいいというわけじゃあ……』
K『じゃあ、コイというかLOVEの恋を泳がせて……』
セト『そのまま溺れればいいと思いますよ。勿論一人で』
K『理想を抱いて溺死しろ』
ユメ「その体はきっと剣で出来ていた。……さて、そろそろ時間となってきました。今日は皆さんの親切が
  聞けて良かったです」
K『へっ。まだまだこの世界も捨てたもんじゃねーな』
セト『何様ですか』
K『捨てる人がいるから救う人もいるのかもなあ、とか思ったり』
セト『けど、足をすくわれないようにしませんとね』
ユメ『とかく、親切というのは誰でも出来ますし、手助けを必要としている人は、どこにでもいます。必要
  なのは、ちょっとした愛と勇気。世界中を平和にしよう、何て大きな考えはいらないのです。ただ、隣
  の人にちょっと親切にすれば。皆がちょっと親切をすれば。それだけで、世界は幸せになるのです』
K『まるで宗教家みたいだな』
セト『それだけ夢物語と思っているという事です』
ユメ『夢物語と勘違いしてるだけさ! 世界平和とかさも難しそうに言うけど、実際はそんなに難しくない
  と思うんだけどなー』
K『まあ、世の中には平和の為なら戦争を起こしても構わないという剛の者もいるからなあ。「平和」とい
 う概念が無ければ逆に平和なんでしょうね。可笑しなことに』
セト『はあ、哲学ですね』
ユメ『どういう事?』
セト『それだけ難しいって事です』
ユメ『むう。難しい話は食後にして?』
セト『いや今から何食べるんですか貴女……』
K『勿論、O・NN・NA』
セト『腹上死でもすればいいのに』
K『いいね! 男のロマンだね!』
ユメ『よく解らない会話になってきたところでお時間となりました。、では、皆は最後に何かいう事とかあ
  るかな?』
K『海賊王に俺はなる!』
セト『はいはい』
ユメ『私達も、もっと皆に親切ができるようになろうねー』
K『だが敢えて言っておこう。自分の親切をこうやって語っているようじゃあ、まだまだだぜ、ボーイスア
 ンドガールたち? 親切とは、電車でJCの尻を触る様に静かにやるものだぜ? そして気持ちよくさせ
 られれば最高だ』
セト『うわ、Kさんがすごい気持ち悪いこと言ってます。明日はご臨終ですね』
K『そこまで!?』
セト『JCにKさんの趣味が現れてます……』
ユメ『はいさい。それでは皆さんこの辺で。ばいにゅー』
セト『さようなら』
K『あいしゃるりたーんっ!(※訳「帰ってくるぞー!』
ユメ『EDはPN「一億年と二千年前から使徒」さんから「ゆゆらほーそー局」です』
K『使徒多すぎじゃね?』
ユメ『ATM、全ッ開ッ!!』
K『それ全開にしちゃダメ―!』

  ED〜♪ ♪ ♪〜

  
  ―終わり―



K『おまけCM、だッ!』
ユメ『授業やっと終わった……。はあ、今日も一人で帰ろう。友達、作った方がいいのかな……でも、作り
  方わからないし……。はあ。帰ってラジオでも聞こう』
セト『えっ、ちょっと待ってください。貴女、ラジオ聞いているんですか?』
ユメ『へっ? えと、そうだけど……』
セト『そうなんですか。今の時代、珍しいですね。でも、面白いですよね。特に……『ゆとりの時間』って
  いうやつが』
ユメ『! そ、それ、私もいつも聞いてます! 面白いですよね!』
セト『そうですよね。よかった、ラジオの話なんて、誰も知らなくて……。他に何か聞いてますか?』
ユメ『えっとね、他にはね……』
K『人の心を繋ぐラジオ。それはまさに以心電心。このラジオは、日本ラジオ協会「JRO」、明日を進撃
 する企業「華王」と、ご覧のスポンサーでお送り……ってラジオじゃご覧になれねーよ!』
ユメ『続きはWEBで! アドレスは、「しーえーるおーどっと、えぬえすすたじお、あーるあーる、あっ
とまーく、しーえーるおーどっと、とぅーびおーる」です。勿論、適当ですよー』
セト『HPに書いてある提供でお送りしましたー』
K『ぐだぐーだ』


 今度こそ終わり

リターン